炭酸塩風呂の効果的な入浴方法

冷えと邪気を撃退!血行促進×浄化の決定版 自律神経を整える炭酸塩風呂の効果的な入り方

エンパス体質の方は、自律神経が繊細であり、自律神経が乱れやすいというお話をさせていただきました。

参考記事:エンパス体質こそ知っておきたい!自律神経の乱れとストレスの関係

エンパス体質こそ知っておきたい!自律神経の乱れとストレスの関係

今回は、そんな自律神経のバランスを整えるのに大変おすすめな、手軽で毎日できる炭酸塩風呂をご紹介させていただきます。

炭酸とは

水の中に溶けている二酸化炭素のこと。CO2を指します。

コーラもスプライトもスパークリングワインも炭酸です。

あのシュワシュワの感覚がまさに炭酸です。 炭酸の分子量は44。

お肌が通せる分子量は500以下なので、炭酸はお肌に直接浸透していきます。

炭酸の効果は

血行促進×皮脂の汚れ落とし

炭酸は皮膚から吸収されると、血管に入っていきます。

二酸化炭素が大量に来たぞー!ということで、毛細血管まで拡張し、血流を良くしてくれます。

逆に言えば、血流が悪い方が炭酸を使うと身体(血管)が慣れないためか、皮膚がじりじりしたりする感覚が出てきます。

毎日炭酸を使うことで、毛細血管が開くと徐々に慣れていきます。

それぐらい即効性が高いのが炭酸、です。

もう1点は皮脂の汚れなどを取ってくれる効果です。

実際、ハンドクリームなど塗っている手で、炭酸浴するとその汚れがすぐに浮き上がってきます。

そのため、毛穴の汚れをキレイにしたり、くすみをキレイにしたりなどお肌にとっても、体にとってもいいことずくめ。

医療現場でも使われる炭酸の力

ドイツでは炭酸濃度が100ppm以上で医療レベルの効能効果があると立証され、医療現場で導入されています。

炭酸ガスの血管拡張作用を使用しているのですが、炭酸の作用で血管を拡張され、血液循環が良くなることで、心臓の負担の軽減、血圧降下などの効果が見られ、心臓病や動脈硬化、高血圧などの治療に使用されています。

また、傷やケガの治療にも効果があることが報告されています。高濃度の炭酸泉に傷のある部分を浸けておくことで血流が改善して新陳代謝が促進されること、炭酸の抗炎症作用によっても症状改善が期待される療法です。

さらには、自律神経に作用し、痛みや刺激に関係する交感神経の活動を抑制することから、神経痛などの痛みの緩和にも活用されています。

(引用:スキンケア大学)http://www.skincare-univ.com/article/008167/

塩とは

化学式 で書くとNaCl・塩化ナトリウム ですが、天然塩は複数の微量ミネラルから構成されています。

一般的に白に見えますが、実際は光の乱反射によるもので、無色透明です。ピンク、赤の塩は鉄分が多いなど海水や土壌の影響を大きく受けます。
(実際、満月と新月の際の海水のミネラルバランスも異なるため、出来上がる塩の組成も変わります)

PHは基本的には、中性~弱アルカリ性となります。

塩の体内での働き

塩の体内での働き
浸透圧を一定にする
消化液を作る
酸性・アルカリ性のバランスを保つ
神経伝達を担う
栄養素の吸収を助ける
熱を発生させる

熱を発生させるということに関しては、体温調節の一環だと考えてください。

暑くなると汗をかいて発熱体である塩分を外に排出して体温を下げようとします。
(だからミネラル補給も必要)
逆に、寒くなると血液中の水分を体外に出して塩分濃度を高めようとします。
(トイレが近くなるのはこの原理)

これらの働きから、お風呂に塩を入れると、末梢血管の血流が良くなり、入浴後も湯冷めしにくくなります。

また、浸透圧の作用を利用して、お風呂に塩を入れることで不要なものを外に出す解毒効果、デトックス効果が期待されます。

お風呂に入れたお塩の作用により、角質を軟化させる効果があるとも言われています。

塩本来が持つ研磨作用によって、お肌の角質を取る作用などがあります。(ただし、粒子が荒いと皮膚を傷つけるので注意が必要)

塩の肌への作用

塩にもお肌や体にとって効果的な作用がたくさんあります。

保湿作用
→マグネシウムが比較的多いお塩は、お湯に入れると湯あたりがよくなるように、保湿効果が期待されています

保温作用
→塩をお湯に入れると、塩が皮膚の表面のたんぱく質や脂質と結びついてアンミン錯塩となるのですが、それが皮膚の表面に膜となって熱を逃がさないため、と言われています。

殺菌作用
→塩は、賞味期限がないほど保存効果が高く、古くからミイラの保存などにも使われてきました。極めて安定性が高く、殺菌効果に優れます

解毒作用
→浸透脱水作用があり、細胞内外の浸透圧の調節を行っています。そのため、毛穴から浸透して汗と一緒に不要なものを外に出す作用があります。

血行促進・発汗作用
→お風呂に入れることで、塩が抹消血管の血流に働きかけ血行を促進します

研磨作用
→重曹同様、そのままの粒を使うと研磨作用があります。(お掃除にも使えますし、角質除去のための毛穴のクレンジングなどにも使えます。)ただし、皮膚に直接使う場合は、粒子が荒いと皮膚を傷つけますので、注意が必要。(何かに混ぜたりすること)

なぜ炭酸と塩なのか?

炭酸だけ、塩だけでももちろん効果的。

でも、実際に、炭酸と塩を両方使うと、とても効果的であることを実感しています。

そして、炭酸と塩はとても相性がいい、ということが最大の特徴です。

炭酸はご家庭炭酸浴をしたい場合に、一般的に重曹とクエン酸を使って炭酸風呂を作ります。

そして、その重曹は一般的には塩化ナトリウム(=塩)から電解法で得た苛性ソーダ溶液に炭酸ガスを吹き込んで反応させ、結晶として析出させるのが一般的な作り方となります。

よって、炭酸を作るのに必須な重曹の産みの親が塩ということになります。

そのため、大変親和性が高いのです。

炭酸だけですとどうしても皮膚が乾燥しがちですが、塩を入れることでその保湿作用により、お肌に適度な潤いを持たせることができます。

効果的な炭酸塩風呂の作り方と効果的な入り方

ここでは具体的な炭酸塩風呂の作り方と効果的な入浴方法をご紹介いたします。

炭酸の血行促進作用×塩の浄化作用

がある入り方となります。塩の選び方によっては浄化効果が変わりますのでご了承下さい。

用意するもの

重曹・炭酸水素ナトリウム(食品添加物グレードがおすすめ)250g
クエン酸(食品添加物グレードがおすすめ)210g
塩(波動の高い、粗塩の場合)80から100g

*三里あれんはこちらのバスソルトを使っています。

これで、1000ppm以上の炭酸ガスが発生し、かつ浄化も出来る入浴ができるようになります。

炭酸塩風呂の作り方

お風呂の循環を切る

重曹に塩を入れる

お風呂に重曹+塩を投入し、溶解する(ここでは、お湯を150から180リットルと想定)
お湯の温度は必ず40度以下に設定すること
*冷たい飲み物しか炭酸飲料がないように、40度以上になると炭酸の医療的効能効果がなくなってしまいます。


クエン酸を投入する
*ここで化学反応が起こり、炭酸が発生します

入浴する 

浄化効果と血行促進効果を最大限に感じるのは20分程度の入浴となります。
表面に浮かんでくる大きな泡は皮脂の汚れです。
水中にある細かい泡が炭酸です。
髪の毛も洗えます。浴槽で洗うのが気になる方は、洗面器にあらかじめ炭酸湯を取りわけて先に洗ってから入浴下さい。

入浴中に瞑想したり、ヒーリングしたりなどはとてもおすすめです。
副交感神経が優位になり、とてもリラックスできます。

入浴後、気になる方は軽くシャワーしてから出てください

注意事項

・浴槽のタイプによっては傷つける場合もあるため、心配な方は確認の上、自己責任で行ってください。
・循環式のお風呂、24時間風呂をお使いの場合は、追い炊きをせずスイッチを切ってご利用ください。
・必ず重曹+塩を先に入れ、溶解後にクエン酸を入れてください。同時に入れないで下さい。
・浄化後の残り湯は洗濯に使えません!
・ご使用後はすぐに浴槽の栓を抜き、バスタブや循環孔のフィルター等は十分に水洗いしてください。
・家族数名で順番に入浴する場合は、入るごとに塩を追加してください。

入浴後にも更に炭酸×塩!

入浴後には、100ppm以上の炭酸と海塩で作った化粧水を使うと更に効果的です。 かなり、お肌がもっちりとします。 ぜひお試しください。

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