四柱推命の星から読み解くエンパス体質の特性とは
今回、エンパス体質アンケート調査を実施するにあたり、以前からやってみたいと思っていたエンパス体質の方は、四柱推命でいうところのどんな星を持っている方が多いのか?を分析してみました。
今回の対象者は、エンパス体質だと思われる39名の命式表を元に分析を行っております。
仮説~エンパス体質は星が弱い?
エンパス体質である私自身も四柱推命で見るに身弱であり、身弱な命式の方が多いと仮説を立てました。
身弱とは、言い換えると生まれながらの気質が弱いということになりますが、
・共感性がある
・優しい
・思慮深い
・思いやりがある
といった特徴があるためエンパス体質に共通する部分が多いため、です。生き方は流されがちで受け身の方も多いです。
エンパス体質に多いタイプ(格)とは?
ここであまり四柱推命の専門用語を書くと分かりにくくなるため極力専門用語を避けながら解説をしていきたいと思うのですが、四柱推命では、格というものがあり、生年月日から算出した星や月令や通根などから「どんなタイプか」の枠=格を見ていきます。
その結果・・・
身旺 と 身弱 = 27人:12人
そのうち、身旺外格15人でしたが、外格極身旺従旺格が12人と圧倒的に多かったです。
続いて多かった格は、外格極身弱従児格が5人でした。
内格は12人おりましたが、格がかなりばらけていました。
内格は、全体の約8割を占め、普通格局とも呼ばれ、五行のバランスを重視します。
一方外格は、残りの2割を占めていますが、星のバランスが偏っているために1点集中しているタイプのこと。
身旺 と 身弱 については、体が強いか弱いかとうことではなく、本質的な気質が強いか?弱いか?ということになります。(パワーや頑固さなど)波乱万丈な人生になりやすいとされています。
身旺は、独立精神旺盛で、パワーがあり、頑固で、行動力があるなどと言われますが
上記でも述べたように、身弱の方がエンパスには多いのでは?と思っていたのですが、逆に身旺の方が多くなっていました。
一般的に身旺はパワフルなイメージですが、
・友達や人脈に恵まれる
・無口
・穏やか
・自己評価が低い
というタイプの身旺もいらっしゃいます。
これは特に、月令を得ていて、日干がとても強い方に多いように感じます。
また星の陰陽があるということ。
つまり、同じ身旺でも陰が多い身旺と、身弱でも陽が多い身弱とはまた見方が違ってくることがあるということです。
また、陰極まれば陽になる、ではないのですが、あまりにもパワーが強い命式ですとその逆に働く場合も考えられます。
外格極身弱従児格とは
自分の中のこだわり、価値観、正義感などをとことん突き詰め、寄り添い、技術や知識などを追及していくタイプ。
エンパス体質に多い星とは?
今度はもう少し違った角度から見てみることにしましょう。
五行や、十干十二支を見てみましたがこれはある意味、差がつけにくい部分であるため通変星を見てみることにしました。
すると、ほぼ100%の確率で
印星(特に、倒食)
傷官
を両方持ちあわせていました。
特に印星はスピリチュアル性の高い星であり、自分にパワーを送る星でもあるため、上述の従旺格が多いのもうなずけます。
また、傷官は従児格とも関係がありますが、とがったナイフのようなイメージの星ですが、自分なりの価値観や正義感を持ち、こだわりを持っているタイプで、勘のするどさは天下一品です。また、集団行動が苦手であり、自分の世界を作る星でもあります。
ちなみに、印星と傷官は尅される関係ですが、この場合は凶作用を押さえてくれるので吉ですが、両方の星を持つと内向性が高くなる傾向があります。(このあたりはエンパス体質にあてはまっているかと思われます)
まとめ
エンパス体質は、四柱推命でもあまり多くないタイプの星並びの方が多く、スピリチュアル性と勘の鋭さを持つため、精神的にストレスを抱えやすいことが分かりました。
また、その星の性質から内向的になることも多いですが、巡ってくる行運や大運を見ながら十分にパワフルに活動できる運勢とも言えます。
また気が付いたことがありましたら、常時追加・修正して参ります。